inteintegrity2026-09-29

RK1820 での Qwen3-1.7B 長文コンテキスト・ベンチマーク

RK1820 アクセラレーターを搭載した reComputer RK3576 上で Qwen3-1.7B をローカル実行し、 初回応答、長文からの情報検索、複数ターンにわたる会話記憶を検証します。

Long ContextLLMBenchmarkGitHub

RK1820 アクセラレーターを搭載した reComputer RK3576 上で Qwen3-1.7B をローカル実行します。ブラウザー UI では、初回応答、長文中の情報を探す「干し草の山から針を探す」テスト、複数ターンにわたる会話記憶の 3 種類を確認できます。モデルサービスと UI はどちらもボード上で動作します。

RK1820 Qwen3-1.7B 長文コンテキスト・ベンチマークのデモ

デモの内容

テスト確認する内容
初回応答新しい KV キャッシュでプロンプトに応答する様子。
長文からの情報検索長い入力に埋め込まれた情報を取り出せるか。
会話記憶複数ターン後に以前の情報を思い出せるか。

収録したデモでは、モデルコンテキスト長が 25,088 トークンの Qwen3-1.7B W4A16 モデルを使用しています。画面上のトークン速度はローカルのストリーミング API を通じた測定値であり、rknn3_session_test の結果や別の構成での性能保証ではありません。

必要な環境

  • RK1820 アクセラレーターが取り付けられ、認識されている reComputer RK3576。
  • rkllm3-server を利用できる、互換性のあるボード側ランタイム。
  • FastAPI UI 用の Python 3 と venv。Python 依存パッケージはプロジェクトの requirements.txt に記載され、start_ui.sh が pip でインストールします。
  • 別途用意した RK1820 対応の Qwen3-1.7B モデルパッケージ。起動スクリプトは MODEL_DIR 内の Qwen3-1.7B-25088.rknn、Qwen3-1.7B.weight、Qwen3-1.7B.tokenizer.gguf、Qwen3-1.7B.embed.bin を必要とします。

実行方法

リポジトリを取得し、プロジェクトのディレクトリに移動します。

bash
git clone https://github.com/Seeed-Projects/Lab-Prooject-RK.git
cd Lab-Prooject-RK/projects/rk1820-1p5b-benchmark
chmod +x *.sh
./check_env.sh

上流のディレクトリ名には今も 1p5b が含まれますが、このプロジェクトの README、設定、起動スクリプトは Qwen3-1.7B を使用しています。最初のターミナルで MODEL_DIR に対応するモデルパッケージを指定し、モデルサービスを起動します。

bash
MODEL_DIR=/path/to/Firefly-Qwen3-1.7B-RK1820 ./start_model_server.sh

そのまま実行しておき、2 つ目のターミナルから同じディレクトリで UI を起動します。

bash
./start_ui.sh

同じネットワーク上のブラウザーで http://<RK3576-IP>:7863 を開きます。UI は既定でボード上の http://127.0.0.1:8080 に接続します。スクリプトの既定のコンテキスト長は 25,088 トークンです。変更する場合は対応モデルを使用し、サーバーの CTX_SIZE と UI の SERVER_CONTEXT を一致させてください。

ソースと注意事項

モデルファイルと互換性のあるボード側ランタイムは別途準備する必要があります。UI は信頼できるローカルネットワーク向けです。外部に公開する前にアクセス制御を確認してください。